子どもの人間力を育てる投資|12万円で得た一生の財産

サッカー合宿

結論から言おう。息子を静岡県富士宮市の谷田部合宿に送り出したことは、私の人生で最も価値の高い投資だった。

12万円という費用を「高い」と感じる人もいるだろう。しかし、経営者として数々の投資を経験してきた私が断言する。これほどROI(投資対効果)の高い投資は存在しない。

なぜか?

サッカーの技術向上ではない。息子が得たのは、「指示待ち人間」から「自分で考える人間」への変革である。

なぜ「指示待ち」が問題なのか

私の会社にも数多くいる。指示がなければ動けない社員が。

「次は何をすればいいですか?」
「どうすればいいか分からないので教えてください」
「これで合ってますか?」

こういう人材は、どれほど技術力が高くても戦力にならない。現代のビジネス環境では、正解のない問題に日々直面する。マニュアル通りにいかない状況で自己判断し、責任を持って行動する。それができなければ価値を生み出せない。

息子のサッカーを観察していて、同じ症状を発見してしまった。

コーチの顔色をうかがう姿勢。ボールを失ったときの「仕方ない」という表情。勝利への執念より「怒られたくない」という保身が優先される態度。

これは技術的な課題ではなく、人格形成の根本的な問題である。

サッカー合宿で成長する少年

投資判断の決め手となったポイント

ビジネス仲間からの一言が転機となった。

「サッカーは手段に過ぎない。谷田部合宿が本当に育成しているのは、人として逞しく生きる力だ」

この瞬間、投資対象としての価値を理解した。

新入社員研修で1日数万円をかけるのが一般的だ。それでも効果は限定的である。一方、谷田部合宿は2泊3日で人間力の土台を構築する。

技術習得 < 精神的成長
試合経験 < 自立的思考力
勝敗結果 < 当事者意識の醸成

小学生という最も可塑性の高い時期に、この基盤を築けるメリットは計り知れない。

48時間で起きた劇的変化

帰宅時の息子の第一声が全てを物語っていた。

「お父さん、また参加したい」

表情、姿勢、発言内容、全てが変化していた。

翌朝から自発的に起床する。学習準備を自主的に行う。宿題に取り組む前に親の指示を待たない。

「なぜ急に変わったのか?」

息子の回答は明確だった。

「合宿では全て自分でやらなければならなかった。親に頼れないから自分で対処した。そうしたら、できることが分かった」

まさにこれだ。

「自分で実行すれば可能である」という確信。これこそ、どんな高額教育でも購入不可能な財産である。

谷田部・野間両氏の教育メソッド

息子から聞いた指導内容は私の予想を上回っていた。

両指導者は単純な命令を下さない。常に問いかけによる思考誘導を実施する。

「なぜそのプレーを選択したのか?」
「次はどのような対応をするつもりか?」
「君自身はどう判断するか?」

解答を提供せず、自己思考を促進させる手法。これは優秀な管理職が部下育成で活用する手法と同一である。

解答提供は一時的解決を生む。しかし次の類似問題でまた質問してくる。

問いかけによる自己思考誘導。これの反復により「独立的判断能力」が育成される。

谷田部合宿はこの原理を徹底的に実践している場所だった。

「昭和的価値観」の現代的意義

「昭和的」という表現に古臭さを感じる人もいるかもしれない。

しかし、粘り強く、負けを嫌い、自力で立ち上がろうとする精神。これは時代を越えて不可欠な資質だ。

現代の子供たちは皆「模範的」である。親の意向に従順で、トラブルを回避し、波風を立てない。

だが、それは真に「強靭」なのか?

ビジネス現場では綺麗事だけでは生存できない。

理不尽なクレーム対応、無理な要求への対処、予期せぬトラブルへの対応。こうした局面で、粘り強く、執拗に、諦めずに食らいつく精神力がなければ結果を出せない。

谷田部合宿は、この「生存能力」を育成してくれる場所だった。

試合敗北時、息子は悔し涙を流したという。

従来の息子は負けても「致し方ない」という表情をしていた。しかし合宿では違った。

「絶対に勝利したかった」と涙を流した。

これが「当事者意識」で捉えるということだ。

勝敗を他人事として観察するのではなく、自分の課題として受容する。その姿勢があるから成長できる。

費用対効果の詳細分析

2泊3日12万円。時給換算で約2,500円。

この金額で専門指導者が専属で「人格形成」を担当してくれる。食事・宿泊・全てが包含される。

さらに、その効果は永続的だ。

私はこれまで様々なビジネス投資を実行してきたが、この合宿ほど「費用対効果」が抜群の投資は珍しい。

富裕層の知人達も子供教育には惜しみなく投資する。インターナショナルスクール、海外留学、各種英才教育。年間数百万円の投資も稀ではない。

しかし、「人として逞しく生きる」という基礎が欠如していれば、どのような教育も砂上の楼閣となる。

知識・技術は後天的習得が可能だ。だが「自立的思考力」「当事者意識」「粘り強い精神力」。これらは小学生期に育成しなければ、後天的習得は極めて困難である。

谷田部合宿は、この「人格の基盤」を構築してくれる場所だった。

継続的育成システムの価値

谷田部氏らは合宿単体でなく、個人指導、スクール運営、チーム活動も展開している。

これが極めて重要だと判断する。

合宿での「気付き」を個人指導で「定着」させ、スクールで「継続」し、チーム活動で「実践」する。

このサイクルが子供の成長を加速させる。

ビジネスでいえば、研修→OJT→実務→振り返り、というPDCAサイクルと同様だ。

単発合宿で終了するのではなく、継続的にフォローアップする仕組みが存在する。

息子も現在スクールに通学し、定期的に個人指導を受けている。そして次回合宿を心待ちにしている。

真剣に子供を変革したい父親への提言

最後に、この記事を読む父親諸氏に問いたい。

あなたは子供に「指示待ち人間」になってもらいたいか?

それとも、自立的に思考し、自己決断し、自分の人生を「当事者」として生きる人間になってもらいたいか?

後者を望むなら、行動は今である。

小学生期にこの「精神的基盤」を育成することが肝要だ。中高生になってからでは手遅れである。

私は息子を谷田部合宿に送り出して、心から良かったと確信している。

12万円という費用を「高額」と感じる人もいるだろう。

しかし、これは「消費」ではなく「投資」である。

しかも、一生涯のリターンを生み出す投資である。

あなたも、その「決断」を実行する勇気を持ってもらいたい。

静岡県富士宮市で開催される谷田部合宿の詳細は、公式サイトをご確認ください。

個人指導から開始したい方は、まず体験指導をお試しください。継続的な成長環境をお求めの方は、スクール活動も展開中です。チーム活動を通じた実戦力向上をご希望の方は、チーム参加もご検討ください。

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