ジュニアユース年代になると、サッカー合宿は「行かされる場」から「自分で選んで行く場」に変わっていきます。ここでは、小学3年で初めて泣きながら参加した合宿を経て、ジュニアユースになってから初めてのサッカー合宿で“通し参加”を自分から選んだ中学生の記録をまとめています。
ジュニアユースになってからの初合宿
この選手にとって、このサッカー合宿自体は初めてではありません。ただ、ジュニアユースに上がってから参加するのは今回が初めてでした。
当初は、体力面やスケジュールも考え、前半の3日間のみの参加予定でした。しかし、合宿初日が終わったあと、本人から「やっぱり通しで参加したい!」という言葉が出ました。親が勧めたのではなく、自分から“通し参加”を選んだことが、まず大きな変化でした。
中学生としての立ち位置で過ごしたサッカー合宿
今回の合宿では、これまでとは立場も変わりました。中学生として、
- 年下の子たちを引っ張る立場
- 同級生とはお互いに切磋琢磨する関係
- 年上の先輩たちとは、積極的にコミュニケーションを取る
という、立ち位置の違う相手との関わりが求められます。単に練習メニューをこなすのではなく、ジュニアユース年代としての役割を意識しながら、自分なりの課題に向き合っていた様子が伝わってきたそうです。
3日目の午後に見えた変化
保護者の方が特に変化を感じたのは、3日目の午後(後半の1日目)でした。足に痛みがありながらもよく走り、声を出し続け、自分と向き合いながらプレーしていた姿が印象的だったと振り返っています。
「やれるところまでやる」のではなく、疲れや痛みがある前提で“どう戦うか”を考えている様子が見えたことで、これまでとの意識の違いを強く感じたそうです。
小3で泣いていた頃からの積み重ね
今回の姿は、決していきなり生まれたものではありません。保護者の方は「初めて参加した小3の合宿で泣いていたのが懐かしい」と話しています。
小3の頃は、環境や練習のきつさに涙が出ることも多く、不安の方が大きい合宿でした。それでも参加をやめることなく、回数を重ねてきた結果、ジュニアユースになった今では、中学生としての立場で合宿に向き合えるようになってきました。
「何があっても乗り越えられる」と思える経験
保護者の方は、今回のサッカー合宿について、
「この合宿を経験すると【何があっても乗り越えられる】と親子で思いますね。」
と話していました。
これは、合宿に行けばすべてが解決するという意味ではなく、苦しい場面でも逃げずに向き合った経験や、それを乗り越えたときに残る「自分はやれる」という感覚を、親子で共有できたという意味合いが強い言葉です。
自チームに戻ってから見えてくるサッカー合宿の成果
合宿はあくまで通過点であり、
本当の意味での成果が見えるのは 自チームに戻ってから です。
保護者の方も、
「自チームに戻ってからも、合宿で経験できた成果を発揮できているように思います。」
と話しています。
-
練習中の声かけ
-
プレースピードや運動量
-
苦しい状況での表情や振る舞い
そうした一つひとつの場面の中に、
合宿の時間がしっかり刻まれているのだと思われます。
チーム練習やスクール、個人レッスンとは違う、 “合宿ならでは”の価値
この選手は普段から個人レッスンでもお世話になっていますが、保護者の方は「やっぱり合宿は格別ですね」と言います。
個人レッスンで積み上げた技術や考え方を、サッカー合宿という集団環境の中で試すことで、
- 自分の通用する部分
- まだ課題として残る部分
- メンタル面の強さ・弱さ
がより立体的に見えてきます。ジュニアユース年代にとって、こうした「自分を客観的に捉える機会」は、プレーだけでなく人としての成長にもつながっていきます。

コメント